料理と知的財産

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VOL.15 「そだねー」商標出願について

2021年07月2日 【

以前、複数の者が「菓子」等を指定して「そだねー」という商標を立て続けに出願していたというニュースが大々的に報じられました。今回はこれらの出願に係る商標「そだねー」が商標登録を受けられるか、検討したいと思います。 「そだねー」は「そうだね」の方言で、平昌五輪で日本女子カーリングチームが試合中に発言したことをきっかけにメディアが大々的に報道し、これにより世間一般に広まりました。   実は過去…


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VOL.14 「あまおう」の商標権について

2021年06月25日 【

今回は前号に引き続き、「あまおう」の商標権に関する説明をしたいと思います。   前号のおさらいですが、農協は「果実」、「野菜」、「苗」を指定して「あまおう/甘王」を商標登録しております。その一方で、「菓子」についてはA社が商標登録しており、したがって農協は無断で「あまおう/甘王」というネーミングの菓子を販売することができません。皆様の中には、どうしてA社は有名な苺のネーミングである「あま…


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VOL.13 商標を保護する際の考え方について

2021年06月18日 【

今回は商標を保護する際の考え方について、事例を基に説明します。 予備知識として、商標登録を受けるためには、保護を求めるネーミングやロゴの他に、ネーミング等を付す商品又は役務を指定する必要があります。 「VAIO」に対する「パーソナルコンピュータ」のような関係です。ネーミングやロゴのみでは商標登録を受けることができない、ということをご理解ください。   有名な苺として「あまおう」が知られて…


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VOL.12 「商標権」を取得する必要性について

2021年06月11日 【

今回は商標権を取得する必要性について、大々的に報じられた「ハレノヒ事件」と絡めてお話したいと思います。   「ハレノヒ事件」を簡単に説明しますと、サービス利用者がA社に成人式用の着物のレンタルを依頼したところ、予定日になっても届かずに大問題となった事件です。報道によれば、「ハレノヒ」というネーミングは、問題を起こしたA社とは全く関係のない同業のB社も使用しており、B社は勘違いした一部の消…


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VOL.7 「五輪」という商標について

2021年05月7日 【

今回は「五輪」という商標について、ビジネス上の留意点をお話したいと思います。   東京五輪の盛り上がりにあやかって、「五輪」や「オリンピック」などの文字を、自社製品を販売する際の広告や店頭に設置する幟(のぼり旗)等に使いたいと思っていらっしゃる方も多いと思います。例えば、「祝!東京五輪開催」、「オリンピック開催記念セール」などと表示したチラシを配る行為や、商店街の飾りつけとして使用する行…


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VOL.3 「マリカー」を巡る問題について

2021年04月9日 【

ここ最近、知的財産に関連するニュースが世間を賑わせておりまます。今回は特に注目度の高い「マリカー」を巡る問題について、中立的な見地からお話します。この問題は、主に下記①②の事件を含んでいます。 ①「マリカー」の商標登録に対する異議申し立て(終結) ②「著作権及び不正競争防止法」に基づく使用の差し止め請求、損害賠償請求(訴訟中) これらの事件は専門家によって見解が分かれており、非常に複雑で難しい要素…


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VOL.2 第三者による「PPAP」の商標登録出願につ いて

2021年04月2日 【

今回は、ニュースで世間を賑わせた正当な権限なき第三者による「PPAP」の商標登録出願についてお話したいと思います。 なお、商標登録出願の代理業務を行うことができるのは我々弁理士です。 商標登録出願に係る商標は、出願人が少なくとも出願の際に必要な印紙代を支払うことを条件に、商標登録できるか否かについての審査を受けます。審査の主体は特許庁審査官です。 正当な権限なき第三者による「PPAP」の出願に対し…


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